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NEEMニームと農業

ニームと農業

インドでは、稲の苗を植えつける前に田んぼにニームの葉をいれたり、苗床に葉や小枝を入れたり、種をニームオイルで処理したりしたり、ニームの葉やオイルとを牛の尿と混合して圃場に散布したりと昔から伝統的に使われていました。

1985年にはアメリカでニームオイルが認可され、IFOAM(国際有機農業運動連盟)、BCS(欧州共同機構有機認証団体)によると、ニームオイルは海外では広く有機農法の一環として使用されています。

食品安全、労働環境、環境保全に配慮した「持続的な生産活動」を実践する優良企業に与えられる世界基準の農業認証であるGLOBALG.A.P.(以下、グローバルGAP)においてもアザジラクチン(ニームに含まれる成分)でのアプローチが提案されています。

畜産においても、インドでは体調を崩した家畜にニームの葉を食べさせたり、飼料の原料としても用いられています。